日本の美術と工芸– category –
-
日本の美術と工芸
日本の美術と工芸 第11話2017/2/10
『我々は芸術の様式が発達していくのを目の当たりにしているが、それはいかなる外的要素や異質の要素にも影響されずに、生来の進化の力で発展したのである。』 ジェームス・ファーガスンというイギリスのインド建築史学者の言葉だそうです。 つまり、芸術の... -
日本の美術と工芸
日本の美術と工芸 第10話2017/2/9
そうした絵には『画面そのものに芸術的欠陥があっても損なわない真実性と力強さがあり、そうした力強さと真実性とが混ざり合ってグロテスクであるにも関わらず存在している』 画面そのものにある芸術的欠陥・・・ 写実性でしょうか? たぶん、これは浮世絵... -
日本の美術と工芸
日本の美術と工芸 第9話2017/2/8
『彼らのデザインは、家族およびその国民の生活を感嘆するほどいきいきと描写している』そして、その生活とは『何百年にもわたる長い鎖国状態にあった人達が異常な生活で身につけた民族としての日本人のスタイル』は特に日本人のデザイン性を示す物として... -
日本の美術と工芸
日本の美術と工芸 第8話2017/2/6
『今回の私の目的は、新しくかつ非常に独創的な装飾デザインのスタイルを作りだし、それを芸術産業という大きなグループに新しく適用していく上で、美的および文明化の観点から、日本人が芸術というものを対して何をなしえたかを示すことであろう。逆に芸... -
日本の美術と工芸
日本の美術と工芸 第7話 2017/2/2
『この国の人々が発展させた東洋固有の特質や文明を生み出すのに、芸術と芸術文化がどのような影響を与えたか』 ということに、オールコックは疑問が湧き出した、と書いています。 おかしな事を言うなぁ、と私は思います。 特質や文明があるから、芸術が生... -
日本の美術と工芸
日本の美術と工芸 第6話2017/1/25
『他のいかなる近代的な国の人間よりもはるかに日本人は「平凡なものを作ることを楽しみ、そしてささいな工芸品であっても、芸術的に価値あるものとして、その芸術的価値のみでなく、一般的な生活においても、もっと満足できるように空想力に働きかけるの... -
日本の美術と工芸
日本の美術と工藝 第5話2017/1/24
『工藝と絵画の間に明白な線をひこうとするある種の試みがなされてきたし、またこれまで言われてきたように芸術の市場性の投機性の間にもそのようなことはあった』 芸術と工藝のちがい。 私のような工芸に関係する商売をしていると度々直面するのは『作品... -
日本の美術と工芸
日本の美術と工芸 第4話2017/1/19
『日本人は「自然の芸術家」と呼ばれてきた。そしてそれが、古代ギリシャとおなじくらい美術的様式が抜群に彼らの名を高めているとしたら、その名称はぴったりと適合しているし、美術の領域において彼らの業績は十分に正当だと私は考える』 『英国の教養あ... -
日本の美術と工芸
日本の美術と工芸 第3話2017/1/18
『今伝えたいのは他の国に先んじて英国において、特に工芸にたずさわる人々に日本美術の影響が明らかに見られるということである』 『英国工芸の日本美術の受容はヴィクトリア女王の夫君アルバート公の後援により非常に熱心に進められた。アルバート公はそ... -
日本の美術と工芸
日本の美術と工芸 第2話2017/1/14
ボロカス言ってくれてた割には、わが国の工芸品に関しては手放しで褒め称えています。 あまりに長いので画像載せますね。 であるのに、日本人自体をああまでボロクソに書いたのはどうしてでしょうか? 『わたしは日本で独自の様式を持つ美術を見つけた』 ...
12