もずやの芸術論– category –
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もずやの芸術論
『『もずやの芸術論』第8話』
魂をえぐる美 あえて全文掲載します。 この節に関しては基本的には同意し、共感します。 ここで考えてみたいのは『美』ってなんなのか? という根本的な事です。 魯山人も書いているように、各自の眼には程度があって、自分の力の範囲だけしかわかりません... -
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『『もずやの芸術論』第7話』2015/9/15
陶芸家を志す者のために ー芸術における人と作品の関係についてーこの節は、アルフレッド工科大学での講演の内容のようです。いつものように気になるところについて感想を書いていきますね。『私のつくります陶器はほとんど、,心の芸として、心の美だけを... -
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『『もずやの芸術論』第6話』2015/9/10
『私の作陶経験は先人をかく観る』その3その後もなんかつらつら書いてありますが、気になったところをひとつだけ。 『もし長次郎が純金で茶碗をつくっておったら、これはまたすばらしい事にちがいない。これは珍品だということで土... -
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『『もずやの芸術論』第5話』2015/9/8
『私の作陶経験は先人をかく観る』その2続きです。魯山人はここで長次郎と利休の事について触れています。『長次郎を利休が指導して立派な茶碗が生まれたというが、そんなことはない』何度も繰り返し書いています。その理由として、1.指導... -
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『『もずやの芸術論』第4話』2015/9/4
『私の作陶経験は先人をかく観る』その1 この節は長いので区切って書きますね。 ここで書いて居ることは、共感する部分が多いです。 なんでもかんでも、高名な作者が造った陶器を観ると 『結構だ』 『なんとも言えぬ』 で終わってしまっていて、まるで仏... -
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『『もずやの芸術論』第3話』2015/9/2
『窯を築いて知り得たこと』 この節で魯山人が書いている事を要約してみます。 個人作家の権威ー自作と銘打って出す個人作品の権威について、次の様な条件を備えなければその資格は無い。1.胎土の仕事から最後の焼き上げを終えて完器となるまでの仕事す... -
もずやの芸術論
『『もずやの芸術論』第2話』
『なぜ作陶を志したか』 前は古い良い陶磁器を使っていたが、関東大震災で灰燼に帰してしまったので、代わりを探したが今のには良い物が無くて、自分で造り始めた。 初めは、生地をひいてもらって、それに絵付けだけを自分でしていたが、それでは自分の... -
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『【新連載】 『もずやの芸術論』第1話』2015/8/6
釣りばっかりしてんと、もっと為になるブログ書け!とのお言葉を頂いたので、また連載始めますね。 元にする本は、 『独歩ー魯山人芸術論集』平野武 編著 美術出版社 です。 とりあえず、第1話です。 『序にかえて』から 独歩の言葉は鎌倉時代の高僧の...
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