コトラーのマーケティング5.0で紹介されていたので観てみました。
ん・・・
この映画では上層階の人は食べているからまだいいんだけど、現実の世の中は食べもしないのにガメってるからよっぽどえげつない。それに映画の中では階層を決めるのは別の人だけど、現実は上層階の人はずっと上層階でそ他の階層に住む人達やそれを決めるルールも支配してる。
いわゆるトリクルダウンというものが現実には起こらないということがハッキリしてしまったら、新たな分配の方法を考え直す必要があると想う。SDGsだって本来は飢餓からの脱却がメインテーマのはずなのに、いつのまにか無視されている。『だれひとり取り残さない』ってどこがや?この映画では人間のエゴというものが強烈に描かれていて、芥川龍之介ばりの蜘蛛の糸も出てくる。
主人公はこの世界を支配する人に『伝言』を伝えようとする。
しかし、支配者がもっとも富を貪る張本人だとしたら、はたして伝わるだろうか。
問題作であり考えさせられますが、虚しさを感じる作品でした。
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