もずや流沖縄の楽しみ方<友達編>

また、来週から沖縄行って来ます。

沖縄に通ってもう20年位になりますが、まぁ、もう飽きたという感じもあるし、行くたびに新しい発見があるという感じもして、なかなか奥の深い土地だと想います。

はじめに回り出した頃は、嬉しくって、沖縄料理を食べて、夜遊びをして、沖縄に浸りきっていましたが、体力の衰えと共に、だんだんと楽しみ方も変わってきました。

無論、仕事で行くのですから、仕事をしながらの楽しみ方と、オフの時の楽しみ方、二通りがあります。

沖縄に行くのが10回以下、11回〜20回、それ以上と楽しみ方は違うと想います。

今回は21回以上、もう沖縄もベテランのリピーターの方に参考になる事を書きたいと想います。

21回以上となると、もうそろそろ飽きてきて、観光するわけでもなく、沖縄でノンビリすごそうという方が多いかも知れません。

観光スポットももうたいてい行ったし、何で行きたいか解らないけど、沖縄に行こう、という感じで来ている・・・そんな感じでしょうか。

ダイビングやナイトライフなど、目的がある方は、それを中心に滞在を楽しめば良いですが何もないときは?

沖縄に友達が欲しい!なんて想う方も多いでしょうけど、これはあんまり簡単でもありません。

沖縄にいる本土出身の人(島ナイチャー)の人とはすぐに仲良くなれますが、純粋の地元の人と本当に仲良くなろうと想ったら、これは難しいです。

私は父の代から沖縄に通っていて、名前も知られている存在であるはずですが、それでも本当の友人と言ったら・・・片手くらいです。

知り合いは何十人もいます。100人以上いるかもしれません。

理由はよくわからないし、私の不徳の致すところかもしれませんが、現実はそうだと想います。

本土の人と沖縄の人の間にある壁はまだまだ高くて分厚い。

それを感じていることが沖縄を知っている事なんだろうと私は解釈しています。

楽しみに行くのに、難しい事は望まないに限ります。

島ナイチャーならすぐに仲良くなれます。

島ナイチャーと遊んで、その中から純粋な地元の人の友達を作れれば作る、それが自然な形だろうと想いますね。

機会があればモアイに参加させてもらったりすると、グッと楽しみが増えます。

私の様に釣りをする人は、釣りの情報を交換できたりすると、これも楽しいです。

でもね、やっぱり微妙なところで、理解し合えないことがある、これは本土同志でもあることですが、ので、そこは少し頭に置いておくとガッカリしたりしなくて済みます。

若い人同士の方が良いかも知れませんね。

年取ると柔軟性がなくなるので、余計に、理解できないことを受け入れるのが大変です。

私は生粋のオオサカジンですが、本土の中、近畿圏ならどこのひとでも違和感を感じないかといえば、そんなことはありません。

旅行だとその時だけの付き合いになりがちですが、長く交際を続けようと想うと、やっぱり、寛容になるということは必要だと想うんです。

同じ趣味があれば、『いま、沖縄ではこんなんだよ!』とか情報が貰えたりして、また行く楽しみが増えますしね。

沖縄の人は地元の人も、島ナイチャーも、たいていはフレンドリーなので、その時だけの友達は出来やすいと想います。

できたら永く続けること。これが大事です。

一回行った時にちょっと仲良くなったからって、そうそうは垣根を低くしてくれないです。

基本的に沖縄の人で大悪人という人はいない感じがしています。

みんな善良で、真夜中に飲みに行っても、危なっかしい遊びをしても、ボッタクリにあうと言うことは無いと思います。

松山あたりに夜中行くと、キャッチがまるで砂糖にたかるアリの様に集まってきますが、みんなおぼこい感じで、着いていったらぼられたなんて経験は、全国各地でスネに傷を受けてきた私でも無いです。

基本的に善良であるという事は安心・信用して良い感じはします。

沖縄の女性も沖縄の男は、だましたりはしない、という人が多いです。

いろんな事を踏まえた上で、仲良くなるコツは・・・

一番は沖縄を、沖縄の人達より知って、大好きになる事!

これ以外にありませんね。

私は沖縄の人でも食べたこと無いモノを食べ、行ったことない所にも行き、沖縄の人よりも泡盛を愛し、沖縄の人よりも沖縄の歴史を勉強したという自負があります。

そうしたら、沖縄好き!とか言わないでも、解るんですよ。

沖縄の人は言葉で明瞭に意思表示しません。

沖縄の女性で『内地の男性と付き合いたい』という理由の多くは、

『ちゃんと告白してくれるから』

なんだそうです。

告白しないでいきなり〜が多いんだそうです。

『言わなくてもわかってるさぁ〜』

そういう感じらしいです。

本土の人達よりさらに強い『以心伝心』があるわけです。

逆に言えば『言葉を信じない』という事であるのかも知れません。

だから、私達本土の人間はすべて、態度で示さないといけないのです。

ですから、ひとたび論戦というか口げんかになると、悲惨です。

『わけわかんないさ』

で終わってしまいます。

それで、また一気に壁が厚く高くなってしまいます。

だから、怒らない、責めない。

商売の時には、そこに、『甘やかさない』『妥協しない』が加わります。

一番大事なのは、わかり合えないことを腹に入れた上で、解ってあげる、ということです。

沖縄に一人でも友達ができると旅はグンと楽しくなります。

良い出会いがあると良いですね!

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投稿者: mozuya

萬代商事株式会社 代表取締役 もずや民藝館館長 文化経営研究所主宰 芭蕉庵主宰  茶人